質権

登録質と略式質 質権と譲渡担保権 それぞれの違いを簡素に説明すると...質権

民法を勉強し始めた初心者です。
質権に関してですが、解説書に「質権の目的である債権が保証債務によって担保されている場合、随伴性により質権の効力は当該保証債権に及ぶ」との記載がありました。
この意味が分からず困っております。
基本的な事かもしれませんが、具体例を挙げて解説して頂ければと思います。
それではよろしくお願いいたします。

AがBにお金を貸していて、これをCが保証しているとします。
Bが返せないならCに支払義務が生ずる、ということですね。
さて、Aもお金が足りなくなって、Dからお金を借りました。
担保を寄越せというので、Bに対する債権を質に入れました。
もしAがDに返済できなくなったら、Bから取り立てていいよ、という意味ですね。
このときに、Cの保証債務も運命を伴にするのを「随伴性」といいます。
Bに対する債権を質に入れたら、Cに対する保証債権も一緒についてくるわけです。
そうするとDは、Aが返済できなくなったらBから取立てられるし、Bも払えなければCからも取立てできることになります。
この説明でおわかりでしょうか?

2017/12/28 16:44:28

zac18617様
大変分かりやすい具体例を挙げて解説をして頂きありがとうございます。
また質問をさせて頂く事があるかと思いますがその際にはよろしくお願いいたします。
>

教えてください。
自己破産後、解約をしていない、火災保険があることがわかりました。
保険金請求権の質権が設定されています。
解約すると、返戻金があるのですが、債権者が一方的に解約して、債務の残債に当てられるのでしょうか。
ちなみに、建物は、既に、競売により、所有者が変わっています。
また、保険証券は、債権者がもっております。
補足自己破産後に発覚した火災保険の解約返戻金は、債権者に渡ってしまうのでしょうか。

基本的には、解約を行えるのは契約者のみです。
債権者が手続きを行うことも可能ですが、その場合は契約者からの同意書・債権債務関係を証明する書類等が必要となり、勝手にはできません。
なお、質権が設定されている火災保険は、契約者が解約の申し出を保険会社にしても、質権者(債権者)の同意がなければ、受け付けはしてくれません。
火災保険の解約返戻金を残債にあてるつもりであれば、債権を所有している債権者に所有者に申し入れるのが現実的な方法でしょう。
【補足について】そこは債権者との話し合い、としか言えません。
なお、法的には解約返戻金の請求権を差し押さえるということは可能かと思いますが、返戻金が少ない場合は、そこまでやるか、というところはあります。
質問の内容からすると、解約返戻金を返済には充てずに自身で受け取りたい、ということなのかもしれませんが、前述の通り、質権付きの火災保険は質権者(債権者)の同意なしに解約することはできないので、隠れて返戻金を受け取るというのは困難です。
かといって放っておいても解約返戻金は減っていくだけなので、債権者とこの件で話をするのが一番現実的と思います。

2010/10/14 04:14:13

住宅火災保険について教えて下さい。
新築戸建て住宅を購入するにあたって、住宅ローンを組みます。
その際、借入年数と同じ期間火災保険に加入し質権設定をするのが必須なのですが、どこがお勧めでしょうか?下記4社ですと、団体割引で-10%になるそうです。
あいおいニッセイ同和 東京海上日動火災 三井住友海上 損保ジャパンそれとも共済の方が保険料が安くていいのでしょうか?また、火災保険の内容・金額はどこも大差なくて、むしろ頼りになる代理店を見つける事の方が重要との話も聞いたのですが、本当でしょうか?もし、本当なら頼りになる代理店を見つける方法を教えて下さい。
お手数ですが、アドバイスお願い致します。
尚、火災保険は上記提携以外でもOKだそうです。
補足皆様回答ありがとうございますm--m専門代理店で加入するとなると提携の保険会社の火災保険であっても団体割引の-10%は受けられないのでしょうか?また、同じ保険会社の同じ内容の火災保険に入ったとしても、何かあった時の対応が違うという事でしょうか??パンフレット見てますが、注釈や専門用語多くてクラクラです^^;ちなみにローンはフラット35S(優良住宅ローンか楽天銀行辺りを検討中・・)です。

質権設定についてはここでは省略しますが、現実には火災の発生が稀であるため、ローンを組む場合、火災保険に質権設定をする銀行は減りつつあるようです。
ご質問のように、現在、各保険会社で同じ条件での見積もりをされた場合、保険料に大差はありません。
又、信用ある代理店で申し込むのが重要である事は確かですが、保険は長期間に及ぶ為、代理店の担当者も変わっていくケースが多いようですね。
考慮すべき事は、保険契約を結ぶのは代理店ではなく、損害保険会社です。
代理店は、保険会社の代行を務める義務がありますので、信頼出来る営業マンの存在が不可欠です。
つまり、契約後のメンテナンス(保全業務といいます)を、遅れる事なく、最新の情報を提供し、定期的な訪問、レターでのお知らせなどが、担当者が代わっても滞りなくしてくれるかどうかです。
信頼出来る代理店の見つけ方は、お知り合いが居ないようでしたら、お友達に紹介してもらうか、保険会社の担当窓口にお尋ねになるのもひとつの方法です。
先の大災害で、各保険会社も対策本部を立て、支払い準備に支障が無いよう業務を行っているようですが、大手の損害保険会社であればどこでもいいとは思います。
共済関係は確かに保険料は安くなりますが、支払い条件としては民間他社に比べ狭いように思われます。
代理店で申し込まれるのであれば、大手か中堅損害保険会社がベストだと思います。
要は質権が銀行にありますので、銀行とも相談されてはいかがでしょうか?

2011/5/27 18:25:55

刑法の問題です。
甲は、真実は、自己の経営する会社の運転資金に使う目的で、質権を設定するつもりもないのに、乙に対して「2000万円をA銀行の甲名義預金口座に振り込んでほしい。
振り込まれた2000万円については、見せ金として使用するので、口座から引き出さないし、振込み後、質権も設定する。
」などと嘘を言い、これを信じた乙は、A銀行の甲名義預金口座に2000万円を振り込んだ。
その数日後、甲は、同預金に関するA銀行名義の質権設定承諾書1通を偽造し、乙に交付した。
この場合、甲には詐欺罪、有印私文書偽造及び同行使罪が成立し、これらは牽連犯として一罪となる。
(司法試験23-6-4)答えは、誤りです。
どこが誤っているのでしょうか?

正しくは、牽連犯として一罪ではなく、「包括一罪となる」です(東京高判平7.3.14)。
甲に詐欺既遂罪、有印私文書偽造罪、同行使罪が成立する点はその通りです。
問題は、「罪数評価」です。
↓まず、牽連犯として科刑上一罪ではないかと思われますが、牽連犯となるのは、「有印私文書偽造、同行使、詐欺との間には順次手段結果の牽連関係がある」場合です。
しかし、本事例では、詐欺が「既遂に達してから」偽造質権設定承諾書を作成して行使していることから、偽造有印私文書の偽造や行使が詐欺の手段となっているとはいい難く、これらを牽連犯とするのには問題があります。
↓では、併合罪か?とも思われますが、偽造質権設定承諾書の交付は、融資金の入金(騙取)につき必要不可欠なものとして、これと同時的、一体的に行われることが予想されているのであって、両者の先後関係は必ずしも重要とはいえません。
なので、罪数評価では、一罪とするのが妥当です。
↓そこで、偽造有印私文書行使罪と詐欺罪との法益面での関連性が必ずしも強くないことを考慮しつつも、一連の行為を「包括一罪」として処断すべきとした裁判例があります(東京高判平7.3.14)。

2015/5/5 20:35:36

責任転質と承諾転質の違いを教えてください。
承諾転質には質権設定者の承諾が必要で、責任転質には不要だという要件の違いは分かるのですが、効果の違いがよくわからず、根本的な考え方ができていません。
なんとなく責任転質は原質権の範囲を超えることができず、承諾転質の場合は別途独立した質権であるかのような印象は受けるんですが。

「承諾転質には質権設定者の承諾が必要で、責任転質には不要・・・」→順序を逆にした方がわかりやすいのではないでしょうか。
つまり、「設定者の承諾があるものが承諾転質で、ないものが責任転質」効果の違いは民法348にもあるように、責任転質の場合は不可抗力による損害の賠償責任を負うのに対し、承諾転質は負わないといったことです。
そもそも転質は設定者の承諾が要件とされていませんが、承諾あれば責任軽い、なければ責任重いという違いを覚えとけば十分ではないかと思います。

2010/10/4 14:46:11

株券不発行の定款変更されたら株主や登録質権者は持っていた株券はどうするのですか。
記念にもっていたり捨てたりするのですか。
それとも不正に使われないよう送り返したりするのですか。

株券不発行の定款変更を行う際には株主総会特別決議が必要です。
それから、株主・登録質権者に対しては効力発生日の2週間前に、株券が無効になる旨の公告・通知が行われます。
株式併合の場合のように送り返す必要はなく、ただ株券が無効になるだけです。
不正に使おうと思っても使えなくなってしまう、ということです。

2012/4/21 08:08:30

処分禁止の仮処分の登記と共に、「賃借権の設定の保全仮登記」がされている時に、これを本登記にする場合、仮処分に遅れる【①賃借権②区分地上権③不動産質権】の登記を抹消できる。
答え①のみ疑問 ③について、賃借権者が使用するのだから、それに遅れている占有を伴う不動産質権(間接占有もあり得るが…)は邪魔なだけで、残してても意味がないと思うのですが。
②は賃借権者に対抗できない範囲で迷惑が掛からなければ上空なら使ってもいいよ。
ってことですかね?簡単な言葉で解釈して下さい。
よろしくお願いいたします。

③は使用収益権のない質権にしてしまえば互いに矛盾抵触せず、かつ担保権としての機能を否定するわけにはいかないので抹消できません。
②はその通りです。

2015/4/20 20:52:58

質権と譲渡担保権の違いを教えてください。
どちらも債権者の物になるってことですよね?イマイチわからないので簡単に教えてください。
お願いします

質権、民法上規定のある法定担保権。
譲渡担保、民法上規定はなくあくまで実務と判例により認められた実務上の担保権。
質権、所有権は移転しない。
譲渡担保、所有権は移転する。
そもそも譲渡担保は質権の権利上の不足を補う為に実務で行われてきた事を判例等で認めているだけなので類似しているのは当たり前。

2013/9/5 19:34:01

債権の目的物が金銭でないときは、質権者は、弁済として受けた物について質権を有する。
どういうことでしょうか?弁済を受けたら終わりではないのでしょうか?

債権に質権がついているときは、債権者は債務者から弁済を受けることができないので、弁済期がきたら債務者は質権者に目的物を渡します。
質権者はその物を質物として占有するということだと思います。
債権質から動産質に代わるという意味です。

2012/4/22 01:45:01

登録質と略式質質権と譲渡担保権それぞれの違いを簡素に説明するとどのようになりますでしょうか?登録質と譲渡担保の違いがよくわかりません。

譲渡担保はいくつかの形態があるのではっきりしないところもありますが、買い戻し特約付き譲渡の形態と仮定すると、株式の名義が債権者に移るために、会社からは通常の譲渡と同じに見えます。
登録質は、質権者として登録する効果として、配当受け取りなどの受益権が一時的に債権者に帰属しますが、株主に変更はありません。
略式質は、担保権の実行時に株式を処分できるのみで、会社側からは、配当その他の扱いについても従前の株主しか見えません。

2011/6/14 15:12:54

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