債権者代位権

【民法】債権者代位権について、効果は直接債務者に帰属するけど目的...債権者代位権

債権者代位権のことで、債権者代位権が転用される特定債権保全(金銭債権以外の債権の保全)の場合とはどういうことを言ってるんですか?

金銭債権以外の不動産の賃借権や登記請求権などが特定債権に当たります。
判例は、金銭債権以外の特定債権を保全するために債権者代位権の行使を認めています。
債権者代位権の「転用」とは、金銭債権以外の債権を保全することについても債権者代位権の行使を認めるということです。
この場合、債務者の無資力は要件とされていません。
①判例では、不動産の賃借人は、不動産の不法占拠者に対し、その賃借権を保全するために、賃貸人の有する所有権に基づいて妨害排除請求権を代位行使することができるとしています。
②判例では、不動産がA→B→Cと譲渡された場合において、Cは、自己のBに対する移転登記請求権を保全するためにBのAに対する移転登記請求権を代位行使することができるとしています。
この場合、CはAに対し、直接自己への移転登記を請求することはできません。
B名義の移転登記を請求できるだけです。
Cは登記がB名義になった後、Bに対し、自己への移転登記を請求することができます。

2013/2/2 13:25:43

債権者代位権について教えて下さい。
・Aは所有の甲土地をBに売却したが、代金を受け取る前に死亡して、XとYがAの地位を共同相続した。
・Bが代金を支払うので、土地所有権移転登記に応じるようにXとYに催告したところ、Xは応じたが、Yはこれに応じなかった。
・Bは同時履行の抗弁権を主張し、代金の支払いを拒んだ。
この場合、Bの抗弁権を失わせるために,XはYに対して債権者代位権を行使できるんでしょうか?関連する条文もあれば教えて下さい。

できますが、次の要件をクリアする必要があります。
1.BがYに対する所有権移転登記請求(訴訟)をしていないこと。
債権者代位権はその性質上、債務者が権利行使をしない場合にのみ認められるので、Bが請求権を行使しているのであれば認められません。
設問中、Bが判決確定までは代金を払わないと主張しているのかどうかは明確ではありません。
2.所有権移転登記請求訴訟によること履行期が到来しているので、本来は裁判外での請求も可能ですが、請求された場合にYもまた、同時履行の抗弁権を行使し、Bからの代金支払いがあるまでは登記請求に応じないと抗弁できます。
これを解決するには引換給付判決によるしかないので、「Yは訴外Bが売買代金を払うのと引き換えに所有権移転登記をせよ」という確定判決に基づいて強制執行することになります。
根拠条文は、当然のことながら債権者代位権の民法423条、同時履行の抗弁権の民法533条の他、判決による登記の不動産登記法63条1項、意思表示の擬制に関する民事執行法174条2項などがあります。
なお、この件に関する判例で、Bの無資力要件を要求しないとしたものがあります。
債権者代位権の行使の効果としてBに責任財産が確保される、という本来の権利行使ではないため、無資力を要件としていません。

2017/7/19 05:35:37

債権者代位権についてです。
債権者が代位権の行使に着手し、債務者に通知したら、債務者がその権利を処分することができないのは何故ですか?

債権者代位権を行使する旨を通知した後に、債務者が処分すると債権者の権利が害されてしまうからです。

2015/1/20 14:18:01

民法の債権者代位権について質問です。
事例 第三債務者が提出した抗弁に対して提出することのできる代位債権者の再抗弁事由は、債務者自身が主張しうるものに限られ、代位債権者独自に基づく再抗弁を提出することはできない。
という事例で、具体的な例が思い浮かばず何を言ってるのかわかりません。
例えば、どんな例が考えられるのでしょうか?

代位債権者A、債務者B、第三債務者C、BがCに対して持っている債権をα債権とします。
AがBのα債権を代位行使した時、Cが「私はBさんに同額の反対債権(β債権)を持っているから相殺します。
」と抗弁を提出した時、AはA自身が独自にCに持っている事由を再抗弁として提出できません。
例えば、AとCも顔なじみの取引仲間で、「お互いの債権・債務については相殺は主張しない」という特約を結んでいたとしても、AはCに対して「相殺禁止の特約があるから相殺はできない」と反論できません。
A独自の再抗弁事由で、Bが主張できる再抗弁事由ではないからです。
他には、「Cの相殺は権利の濫用で許されない」などという再抗弁もダメです。
権利の濫用に当たるかとうかは、AではなくBを基準に判断されるからです。
A独自の利益は考慮しません。
しかし、仮に「Cの持っているβ債権は、公序良俗違反で無効だから、相殺も無効」という再抗弁ならAは提出可能です。
公序良俗違反の主張は、Bも当然に主張できる内容だからです。

2012/1/29 10:44:14

債権者代位権について債権者代位権の事例をお願いします。
補足早々に回答ありがとうございます。
「⑤代位行使する権利が一身専属権でないこと 」とはどう言う意味ですか?再度回答宜しくお願いいたします。

A|B━ CAはBに1000万貸してる。
(AはBの債権者)BはCに1000万貸してる。
(BはCの債権者)こういう場合 BもCも債務者ですが、とくにCを第三債務者といいます。
Bさんが無資力のとき、Cさんからの返金がないとAさんは困ってしまいます。
ということで 債権者代位権の登場ですが、債権者代位権の要件①被保全債権が金銭債権であること②被保全債権が弁済期にあること③債務者Bが無資力であること④債務者が権利を行使してないこと⑤代位行使する権利が一身専属権でないこと という要件が整えば、裁判外でも代位行使できるということになります。
一身専属権とは、権利(義務)が特定の人のみにあって他の人に移転しないやつです。
たとえば 民法881条の「扶養請求権」です。
(他には、恩給受給権とか)扶養請求権は、権利者の一身に専属する権利なので、譲渡できないし、相続の対象とはならない、差押えも禁止されます。
こういう「一身専属権」ってのは、債権者が、債務者に代位して第三債務者に請求できないということになります。
(423条ただし書)

2013/1/31 07:11:40

債権者代位権の転用について教えて下さい。
行政書士40字記述の対策です。
AのDに対する債権が、A→B→Cに譲渡されたがDに対して譲渡されたがDに対して債権譲渡の通知がなされない。
この場合CがBに代位してAに対しBへの譲渡をDに通知すべき旨を請求する事ができるとテキストに書いてあります。
これを40字にまとめると下記になるのですが問題ないでしょうか?CがBに対して有する通知請求権を被保全債権として、BがAに有する通知請求権に代位行使する。
43字

CはDに対する債権を被保全債権として、BのAに対する通知請求権を代位行使する。
じゃないかな?

2017/10/30 06:27:56

債権者代位権の転用特定債権=債権者代位権の転用でしょうか? 解説・参考法令・判例等があれば教えてくださいませ。

債権者代位権の要件は 1、債権者が自己の債権を保全する必要があること被保全債権が金銭債権債務者の無資力要件 2、債務者が自らその権利を行使しないこと3、被保全債権が原則として弁済期に達していること(2項)1:裁判上の代位2:保存行為これらが原則であります。
しかし、判例は債権者代位権の適用範囲を拡大し、債務者の責任財産保全という目的以外で債権者代位権を行使することを認めています。
債務者の責任財産保全という目的以外で債権者代位権を行使する場合を債権者代位権の転用」と言います。
1、AがBに土地を売却した 2、BはCに土地を売却 3、土地の登記は未だAにあるこのような場合、BはAに対して移転登記請求権を持っています。
また、CもBに対して移転登記請求権を持っています。
結局、Cは移転登記がされず、A名義のままの登記でありますCとしては、Bから登記を移転する代理権をもらいAからBに登記を移転するということが考えられますが、その場合にはBの承諾が必要となります。
Aに対して登記の移転を請求しないBが代理権など与えることは通常考えられません。
そこでCとしては、自分がBに対して持っている移転登記請求権を被保全債権として、BがAに対して持っている移転登記請求権を代位行使したいのです。
このような債権者代位権の行使を判例は認めているのです。
被保全債権が金銭債権である事と債務者が無資力である事という債権保全の必要性という要件を充たしません。
被保全債権は、土地の引き渡しという特定債権であり、Bの責任財産が増えたとしても、Cは必ずしも土地を手に入れられるわけではありません。
また、Bは必ずしも無資力とは限りません。
Cとしては、Bが無資力であろうが何であろうが、とにかく目的の土地を手に入れたいわけです。
仮にBが財産をたくさん持っていて、損害賠償請求して確実に全て回収できるような状態だったとしても、目的のその土地を手に入れることができなければ意味がないのです。
形式的には、債権者代位権の要件を充たしませんが、Cの立場に立てば分かるように、このような場合に債権者代位権を認める必要性はあります。
そういう意味から債権者代位権の転用を認めています特定債権とは、金銭以外の債権という意味です。
CがBに対して持ってる移転登記請求権を被保全債権としてーから分かるように移転登記請求権のようなものをさします。

2013/5/28 08:03:00

債権者代位権 代理受領、債権譲渡とは異なり、債務者の協力を得られなくても行使できるとの事ですが、なぜ、債務者の協力が得られなくても行使できるか分かりませんでした。
お分かりの方いましたら理由をご教示お願いします。

第423条債権者代位権1項債権者は、自己の債権を保全するため、債務者に属する権利を行使することができる。
ただし、債務者の一身に専属する権利はこの限りでない。
2項債権者は、その債権の期限が到来しない間は、裁判上の代位によらなければ、前項の権利を行使することができない。
ただし、保存行為は、この限りでない。
債権者代位権が認められる要件は、以下の通り債権者代位権の要件民法423条債権者代位権の転用www.mainiti3-back.com/g/364/こちらが参考になるでしょうか参照項目sikaku.kenkou-jyouhou.net/index.php?%E5%82%B5%E6%A8%A9%E8%80...

2016/6/18 22:19:23

債権者代位権について。
教科書に、債権者代位権の行使の条件の一つとして、「債務者が無資力であること」が必要である。
ただし、「代位権が転用される場合にはこの限りでない」、とあります。
ただし書き以降の「代位権が転用される場合」とは具体例でいうとどのような例があるのでしょうか?

「債権者代位権の転用」とは、特定債権を保全するために代位権を行使する場合のことです。
① 土地が、A→B→Cと譲渡されたが、登記がまだAにある場合、CがBに対する登記請求権を保全するために、BのAに対する登記請求権を代位行使することができます。
但し、直接C名義に移転登記手続を請求することはできません。
② 無効登記の抹消請求③ 指名債権が、A→B→Cと譲渡されたが、債権譲渡の通知が行われていない場合には、Cは、BのAに対する通知請求権を代位行使できます。
④ 土地の賃借人Aは、賃貸人であり所有者であるBの不法占有者Cに対する物権的請求権を代位行使することができます。
このような場合は、金銭的な資力とは無関係ですから、無資力要件は不要です。

2010/9/28 18:31:10

【民法】債権者代位権について、効果は直接債務者に帰属するけど目的物を直接自己へ引き渡すことも要求できる。
これって、一種の矛盾ではないですか?確かに、債務者に渡そうとして受け取らないことがあるためだということですが、実際問題、債権者が目的物(例えばリンゴ)を受け取ったとしてそれをその後どうするのですか?1.換価して残りを債務者へ2.とりあえず債務者へ返すでも2はできない前提なのでやはり1ですか?そもそも、債務者が受け取ることが明白な場合も自己に直接渡せと債権者は言えるのでしょうか?また、リンゴが不動産の家だったらどうでしょうか?自分に渡せといえるのですか?ご教示よろしくお願いします。

1.留置権の対象にもできる。
借金返さなきゃリンゴ渡さんぞって。
2.留置権の対象にもできる。
借金返さなきゃ家を引き渡さんぞって。
そもそも差、債権者代位権って、本来債務者が自分で行使すべき権利を行使しないから債権者が債務者に代わって行使するんだわな。
受け取る気がありゃ自分で行使するさ。
ものぐさな債務者の存在が前提になってんだよ。

2016/11/25 12:25:27

ということは、もはや自分へ戻せとは債務者は言えないのですか(債権者が自己のところに直接渡せといった場合)?>

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